遠くよりも、深く!
- Bunnyz Web Design
- 2011年1月31日
- 読了時間: 1分
ふと、旅に出たくなることがある。ある風景の写真を見たり、海外の友達からの懐かしい便りが届いた時などに。ふと、見たことのない景色を見たいという衝動にかられ、まだ、この瞬間にも会うべき人がいるような焦りにかられることがある。
山のあなたの空遠く「幸」住むと人はいふ••••でも、それは右肩あがりの社会と同じで、「もっともっと病」であるのかもしれないとも思う。いつもの街路樹の木の表皮の模様を僕は知っているのか? 何げなく立っている街の木も、過去から未来へ戻らない時間を刻んで生きてきた。かつて、その木の下で、誰かがたたずんだりしたのだろうか?
曲り路の石垣に••• 細い路地の片隅に•••
赤いポストの赤サビに••••
いつも見慣れている仲間でさえ、僕たちは何を知っているのだろうか。過去から未来へ流れている「今日」と言う日の「戻らないその人」を••••どこか遠くへではなく、今を深く見つめる。そうすると「街」も「人」も、そして「空」も、戻らない今日を生きている。「もっと、何かを」ではなく、「今、目の前にいるもの」を感じつくすこと••••帰らない、戻らない、「今」を深く知る旅に出よう。
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