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母が思ってくれたように•••

 今日の受講生からの質問で、カウンセリングしていて、キライな人が相談に来た場合は、どうされますか? 確かに、僕にもやりにくいと感じる人がいないわけではない。昔は、僕も好き嫌いも激しかったようにも思う。 でも、あまり好き嫌いが、昔ほど感じなくなったエピソードがある

音譜

。 僕は大人になり、子供の時に別れた生みの母親に再会した。 その当時、生みの母は喫茶店を経営していた。お店を任せているアルバイトの男の子に、お店の売り上げ金を盗まれたことがあったそうだ。 その時に、一緒に生活していた人の「警察に届けよう」と言う言葉に、母はキッパリ「行かない

!!

」と告げたそうだ。「なぜ?」と言う問いに「自分が置いてきた子供たち(僕)が、ひと様のモノに手をつけることがあるかもしれない。その時に子供達も、誰かに許してもらいたいから、私はあの子を許したい

メラメラ

」と••• そのあと一年後、持ち逃げしたアルバイトの男の子は、泣きながらわびに来たとも聞いていた。 その出来事をある人から聞いた時に、 僕はとても温かい気持ちになったことを今でも憶えている

恋の矢

。 もしかして僕がステキな人に多く恵まれてきたのは、その母の祈りが通じたのかもしれないとも思った

ひらめき電球

。 だから、僕は困った人に出会っても、その困った人にも父や母がいて、本当はその親御さんも、子供のことをとても心配している。でも、都会の中で生活している子供に援助ができない。だから、その人に代わって、僕が助ける手助けをさせてもらう。 そう感じると、なんだか力がわいてくる

メラメラ

。どんな人にも親近感を感じるのだ。 老人ホームに慰問に行く。その時に、どんな老人の中にも、昔、可愛がってくれた祖母を探そうとする

目

。 もちろん、顔も違う。性格も違う。ましてや、困らされることも多々ある。 でも、その老人の中に、在りし日の祖母を発見しようとする僕がいる。 やんちゃな男に会ったりする。奥さんを泣かせ、遊びの好きな男に。そのやんちゃな中に、やんちゃな父を発見する。屈託のない笑顔を•••すると何だか憎めない男になる。 子供に出会う、苦しんでいる子供に、その時に、自分の息子、娘だったらと思う。そうすると逃げ出したいと思わなくなる。 母がそうしてくれたように••• 憎しみは伝染して戦争を作り出す。でも、愛も負けないで確実に伝染するのである

口紅
photo:01

 そう愛は増殖するのだ

ベル

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