意味のない競争。

　昨日のブログでいつも笑顔の福笑いの人生をと言いましたが••••。そんな人生を過ごせるためには自分が安定することが大切です。どういう人が、人生を笑って平常心でいられるのでしょうか？それは、人生と仲良くなることです。人生と仲良くとは、人生で出会う人々と敵対しないことです。人生を自分のセーフティゾーン（安心できる場所）にすることです。人生に疲れやすかったり、人間関係に挫折しやすい人は、人と戦っています。この世界は「勝つ」か「負ける」かの二つだけの世界に限定してしまいます。人生はいつも戦いだと思っています。だから、勝ち負けの人といるとこちらまで人生が楽しめない。勝ち負けの人は、人の幸せが喜べない。誰かの幸せは、自分の敗北になるように思っています。だから、いつも意味のない戦いを戦っています。誰かの何げない成功話に不機嫌になります。誰かが事業がうまく行っている話を聞くと、面白くなくなります。誰かが恋人と別れたと聞くとワクワクして、その人に電話をしたくなります。それは、無意識に不幸を確認したいのです。安定した人は相手が助けてと言うまで遠くから優しく見守っています。僕の教室にくる人は、誰かに薦められてくる人が８割をしめます。なかには恋人に薦められて来る人もいます。恋人にすすめで来た人でも、自分に自信がある人は、素直に楽しみます。でも、素直になれなくて苛立つ人がいます。失恋恐怖にかられ、恋人が自分以外の何かを楽しんでいることが許せない。この失恋恐怖は相手を支配して自分に縛りつけようとします。恋人の服装から、化粧のしかた、相手が外に出ることすら許せいないのです。でも、恋人を縛っている本人は「相手のためだ。愛しているからだ」という合理化がおこります。

　恋人なら、わからなくもありません。でも、自信がない失恋恐怖の人は、自分に全然関係のない人にも、その不安感は向けられます。誰かが講座を「面白かった」「楽しかった」と感想を言うと、

不安感から「いかに役に立たないか」を語ります。映画を観ても「ありがちなストーリーだ」とすぐに批評家になります。プラスよりもマイナスに意識を向けてしまうのです。誰かがカラオケを歌っていて真剣にみなが聴こうとしている時に失恋恐怖から楽しくなくなり、聴こうとしている仲間に意味なく話しかけて、相手が夢中にならないよう、相手が聞かないように邪魔をしたりします。自信のなさ、失恋恐怖は異性に対してだけではなく同性にも向けられてます。上司が仲間をほめると、その人の失敗したことをあわてて話し始めます。ですから、自信のない人が集まる職場はゴシップ、悪口の集団になります。人の悪口を言っている人の顔はステキではない。人を妬んでいる人の顔も輝いていない。自分に自信がない人は、人を認めない。自信がないから引き下げたくなります。無意識に、相手の輝いている部分に囚われてイライラして引き下げたくなるのです。これを引き下げの心理と言います。嫉妬深い人、妬む人は、自信のない証拠なのです。一見、自信があるから批評しているように見えますが、実は自信がないのです。 弱い犬ほど、よく吠えるからです。大学でも自分に自信がない先生は、自分以外のゼミを取ることをキライます。そして、他のゼミを引き下げます。心理学を指導している教授の中にもいました••••残念なことに。自信のある人は、人をほめます。自信があるから、他人のいい部分をほめてもイライラしない。金持ちケンカせずといいますが、心のリッチは、人を認める余裕があります。だから、いつも人のいいところに意識を向かう集団や自分でありたいですね。あなたはいつも人をほめていますか？批評していますか？自己チェックしてください