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初夢の心理学

新しい年を迎えて初めて見る夢を「初夢」と言います。

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では、それは一月一日の夜かと言うと、江戸時代になって、元旦は例外として、諸事万端は一月二日からはじまるといった考え方が広がったために初夢は一月二日の夜に見る夢になったそうです。だから、江戸の庶民は一月二日の夜「宝船」を描いた紙を、枕の下に置いて寝たそうです。そうするといい夢が見られると信じられていました。古来から、吉夢は「一冨士、ニ鷹、三なすび」です。これは徳川家康の出身地、駿河の名物だそうですが•••心理学では、夢は無意識につながる扉だといわれます。
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フロイトも、ユングも、それを認めています。夢はレム睡眠の時に見ていると言われています。「Rapid Eye Movement」(急速眼球運動)の頭文字をとってレム睡眠と名づけました。イタズラ心で、寝ている人のマブタを開いてみると、眼球が横に動いていることがあります。その時に、ムリに起すと「夢を見ていた!」という人の確率が高いのです。ただし、夢はすごい壊れやすい記憶なので、目覚まし時計の音、「早く準備を始めないと」思うだけで記憶が失われていきます。でも、不思議なことにメンタルの研究コースで「夢分析の授業」で意識して夢の課題に取り組み始めると、夢を見始めたという報告が、たくさんあります。夢はバラバラのようでも、 関連性のない夢をいくつか見ていると、ある日、突然、キードリーム(鍵になる夢)を見ます。すると、今までの夢が一連に、一つのテーマでつながっているストーリーであることを発見できます。それが、今の自分の課題の自己発見につながる。もし、夢を見たら、人に話してください。できれば、夢の意味を多少知っている人であれば最高です。映画でも、小説でも、人によって見方や、意識している部分などが随分違っています。「あのセリフにはこんな意味があるわね」「あの瞬間に、彼が彼女に真実を言わないのは優しさね」とか「あの主人公の視線を外したところ最高にクールよね」とか、人によって気づきが違います。「これはこんな意味じゃないかなぁ」と人に言われると「なるほど、そんな見方もあるのか」とハッとすることがあります。誰かの夢の感想をきいていて、もし腑に落ちることがあれば、それは無意識的には意味があるのです。それは、心の奥底が反応したとも言えます。これを「意味ある偶然」(シンクロニシティー)と言います。僕たちの「無意識」は、「意識」している以上の情報の宝庫です。何かに「そうか‼」という気づきや、直感を感じたことは、「無意識」がすごく反応したともとれます。頭(意識)では、人はゴマ化されますが、直感の感覚(無意識)は、意外と真実の姿を見ています。ソクラテスは、想起論で「人は新しいものを発見するのではない。ただ、忘れていたことを思い出すだけだ」と言っています。そう、これから新しい発明も、発見されることも、すでに僕たちの中に存在していたと言うのです。「思い出す」の英語も、RememberはReはふたたび、Memberは一員や要素が集うとなります。「仲間がふたたび、集合した」という意味なのです。気づきは、思い出す作業なのです。面白いでしょ!そう、僕達の中には、すでに答えは存在していて、それを思い出すだけなのです。そう、あなたは、あなたのことをすでに知っている
ひらめき電球
のかも••••
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