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優しい嘘 PARTⅡ

 前回からの続きになるが、僕は、親は嘘でも子供に「お前は愛されたんだ」と言ってほしいと思う。その人が大人になって、すべてがうまくいかなくて、自分を投げ出したい夜にも、その魔法のコトバが、その人を守るから。 誰かに強く大切にされて愛された思いは、自分の命を守り、他人も傷つけない。女性の肩に虫がとまったときに、そっと肩から、その虫をどけないだろうか?「えっ、どうしたの?」と尋ねられたら、「肩に葉っぱが乗っていたらから」と嘘をつくのが優しさだと思う。そういう時に、嘘は優しさの変化した姿でもある。隣にいた誰かの軽い失敗を気づかないフリをすることもある••••組織で、部下同士が仲たがいになり、片方の部下からグチを聞かされた上司は「そうか、あいつは君が居てくれて良かったって、常日頃は俺に言っているのだがね••••」 と上司が調整役を買って出て嘘をつくこともある。グチを言っていた人が「奴がですか・・・」「そう彼は君を認めているね。いつも彼は君のことを『何だかんだと言っても、自分の持っていないところを、彼は持っているから•••同期で入社してぶつかることも多いですが、彼には僕とは違った才能みたいなものがあると思っているんです』って。『でも、それを言わないでくださいね』と彼に言われてね••••でも、君に彼のホンネを漏らしてしまったけどね」「信じられないですね」「そうだろうなぁ。君からすると••••彼はホンネを伝えるのは得意ではないから。きっと、ホンネを尋ねても言わないだろうけどね。彼も君に似て素直じゃないから」これが、愛のある上司のセリフだと思う。「あんなの姉じゃない。他人よ!」と言って姉妹の亀裂が深まりそうな時、「そう、そんなにお前は、お姉ちゃんがキライかい?」「あんなの姉じゃない」と怒りが収まらない時に、「私は身体が弱くて、お前を生むのは難しいと医者に言われた時に、お姉ちゃんは一番『妹を守って』と泣いてね。もちろん、母さんも命に変えてもお前を産みたいと思っていたけどね。でも、誰よりもお前の誕生を喜んだのは、あの子だったよ」 真実が、すべての人を救うわけではない。仲の悪い薩摩と長州の間を取り持つために坂本龍馬は奔走した。だから、彼は大ボラ吹きの人たらしと評された。でも、人の命がおびやかされる戦争を起こさない為には、嘘も必要であったのだ。 マスコミは「真実」と叫ぶことが多いけど、その情報が、多くの人々の怒りを助長させ、戦争という、哀しい真実を生み出さなければ良いのだけど••••と僕は思っています。 今日の名古屋での講演会。

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 夜は博多でした。大阪
右矢印
名古屋
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博多
叫び
あせる

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メモ

日本メンタルヘルス協会で衛藤先生が直接教えてくれます

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