三が日をふりかえって••••
- Bunnyz Web Design
- 2011年1月4日
- 読了時間: 2分
昔の人に話を聞くと「昔は正月の三が日は夢のようだった」と言われます。貧しかった時代は、この三が日だけに美味しく食事がとれ、どこのお店も閉まっているので、家族で仲良く遊んで過ごしたという。老人ホームに行くと、「昔は親戚が来た時だけ部屋に60wの電球をつけたものさ、夜はいつも暗い部屋が、あんなに明るいものだ、と思って。正月は、その記憶と一緒だから『

もういくつ寝ると、お正月

』と幸せな時代だね」と語ってくれたことがあります。お店が閉まり、日本中が祝日であった頃は、そうだったのでしょうね。貧しかった頃の日本は、質素に生活していて、お正月だけは晴着で正装して準備した贅沢なおせち料理を食べる。今、私たちは、毎日が美味しい料理を食べて、夜も明あかと電球やネオンが灯る街に暮らしています。毎日がお正月の日々です。
その日本で自殺者数3万人の大台の悲しい記録を続けているという事実。人は満たされなくて、満たされなくて、その先の満たされた瞬間に、幸せや感動を感じる生き物なのでしょうね。その落差を経験しないで、生まれた時から満ち足りた文明で生きている人々。満ち足りて、それに麻痺する不幸を、現代は味わっているよう••••今や、日本からお正月は名前だけになり、人々からお正月の気分は薄れてゆく。「元旦から初売り

」「元旦からやっています

」のキャッチが飛び交う。事実、コンビニを含め、正月は不便を感じない。昔、仲間とキャンプに行く時に、山の中だからコンビニがない。だから、いろいろ買い込んで準備している時のワクワク感。また、子供の頃に仲間と隠れ家を作り、立てこもるために必要な生活用品を持ち寄ったあの感動••••
もしかして、冬眠のクマは、こんな感動を味わっているのだろうか⁈せめて、お正月の三が日くらいは不便を楽しみ、クマの冬眠の感動を味わいたいですね。え!今や、クマだって苦労しているだって?だから、ムードの話しデスって!無人島に2人でこもる。そのドキドキ感、誰でも想像したことあるでしょう。え、なぜ2人か、って⁉だ・か・ら、ムードの話しだって


ないから、温められる人情もあるってこと‼

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