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チャレンジしにくい社会!

 何かをやろうとする時に成功と失敗は二分の一の確率です。 失敗を恐れて何もやらなければ可能性はゼロです。でも、何か行動を起こせば、それだけ水面に石を投げるように可能性の波紋が広がります。

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でも、何もしないければ、失敗だったかも成功だったかもわかりません。たとえ、失敗でもムダにはなりません。失敗という経験値は成功へのステップになります。 問題は、何かを行動をする時に、行動した人を責める人々です。 行動したら責められて、周囲の責めを恐れて慎重に行動すると、行動が遅すぎると責められる。 さらに、人のエネルギーを削ぐのは、身内からの応援がないことです。外部の責めには耐えられても、内部から責められると人のパワーは減速する。 今の菅総理を見ていると、僕は正直に同情する。外からも内からも責められ続けている。中立でありたいと思いながらマスコミを観ていても、マスコミはあまりにも攻撃的な操作が働いているような気が••••• 原子力建屋の海水の注入を阻止したと言われ、実は、海水の注入は続けられていたこが分かると「情報開示が二転三転する」と言われ、東電が放射能の情報を政府側にも隠していたと分かると「菅総理が東電になめられているからダメなのだ」と言われる不思議な世論。 総理の指示で海水の注入は阻止しているから東電を支配していると言われたり、総理は情報を隠され東電になめられ過ぎと言われたり•••••誰も文句を言う側の攻撃する内容が二転三転している変化は、指摘しない。 今なら誰が政治をしても叩かれる!慎重でもダメ、すぐに言動や行動すると、思いつきだと叩かれる! みんな社会が苛立っている。誰もかれもが攻撃できるターゲットを探している。そして、不満を何かに押し付けて不安解消をはかろうとする。 心理学の欲求不満攻撃説です。そう、失敗は絶対に許されないかのようです。だから、それを感じとって若者も失敗を恐れてチャレンジしない時代••••• 高度経済成長化の頃の日本はリーダーの「失敗してもかまわないから挑戦しろ!」のかけ声で新しい技術革新や、スゴい奇抜な商品が生まれていた。 日本が失敗を恐れないでトライandエラーで挑戦をし続けた頃は、毎回、画期的な商品が市場に登場した。 今は、株主の顔色を見て、利益を下げられないので「利益を落とすな!」「シェア率を下げるな!」「売れ筋を外すな!」「コスト削減!」 そう、「失敗をするなぁ!!」のオンパレードです。成果主義が中心になり、目先のことしか考えない組織。 韓国のサムスンは元気です。アメリカのアップル社が iPodを始めとした i シリーズを出して来る。やがて中国もマネ文化からオリジナルへと変わるでしょう。昔の日本のように•••• アップル社の経営者ジョブズが「チャレンジし続ける!!」ことを奨励するからです。 「コストは気にするな!」「売れ筋にこだわらない新しい商品!」「シェア率は後からついてくる!」「会社の利益より世界が驚くこと!」 そんなチャレンジングな経営者が日本からは消えつつある。 今、まさに日本は「日が昇る国」から「日が沈む国」になりつつあります。

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龍馬が「黒船が来ちょるのに、国の中で喧嘩していたら、いかんぜよ!!」と叫けんで日本を奔走した時代と同じです。 龍馬さん、日本がダメになりよる時に、日本は皆で協力するどころか、みなで揚げ足の取り合いぜよ。 また、政権が代わり、また、マスコミが叩いて、世論がイラ立ち、そして、政権が代わり、また、揚げ足を取り合って、また、総理が変わる。 やがて日本は世界から、まとまりがない国と評価を下げよるよ•••• 幼稚園で教わった「危険なところでは、皆で手をつなごう」「仲間と仲良くしよう」「相手の悪口は言わない」 今、僕達は危険な場所を歩いている。だからこそダメなところを皆で協力して補い合うことが必要なのに、補い合わないで、攻め合っているのです。 今、日本社会は誰もが失敗を責め合っているような大人の社会です。 大人になると色んな思惑が入り乱れて、幼稚園で学んだことを忘れるみたいです。 悲しいですね、龍馬さん!

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日本メンタルヘルス協会:衛藤信之のつぶやき

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