カウンセラーの入れ知恵は恐ろしや
- Bunnyz Web Design
- 2010年11月12日
- 読了時間: 3分
講座後の食事会でのできごと。受講生の女性が「先生

」と暗い顔。「どうしたの?」と僕。「わたし結婚する前に、一度でいいから、一人暮らしがしたいの。でも、
お父さんが絶対に許してくれない
」と彼女。「なにか心理学的に方法はないですかね••••」僕も娘がいるので、将来の自分と、そのお父さんの気持ちを考えて「ないね

」と一言。「なんだ、心理カウンセラーもたいしたことないね」と、彼女は僕のカウンセラー魂に火をつけた。「なくはないけど、君にできるかなぁお芝居が•••」と僕。「一人暮らしするためだったら何でもする

」じゃ、たぶん「一人暮らしがしたい」という正面突破は失敗するだろうから。君が一人暮らしをしたほうがいいと、お父さんに心理的に思わせよう。僕は、昨日のブログの「ステップ バイ ステップ」で、またもやアドバイスをした。まずは、お父さんがリビングにいる時に「お父さんは一人暮らししたことがある?」と尋ねてごらん。きっとお父さんは「なぜ、そんな質問」といぶかるから。君の「仲よしの友達が一人暮らしを始めたの」と情報を流して。もちろん、君が「一人暮らしをしたい」と思われると困るから、「一人暮らしなんて、家賃だってバカにならないし•••そんな余裕あるのかしら

••••」と君は、もうとう考えてもみないというそぶりでね。次の週、心理学の教室に来た彼女に、僕は次の指令を与えた。今日は、その一人暮らしの友人がつき合いが悪いという情報を流そう。食事に誘ってもつき合えないと言われ、クラブに行こうと誘っても、断られると。「せっかく一人暮ししたから遊べるはずなのに。なによ!

もう、あの子、付き合い悪いわよ

」次の週に来て、「次はどうしたらいい」と言ったので、毎週は怪しまれるので、しばらくあけよう。一ヶ月あけて、最後のミッション。今日が勝負の日だから。今日君は、外で食事をして帰って。「なんで」と彼女。「それは
ミッション
の成功のため」と僕。家に帰って「食事は?」と訊かれたら、お父さんがいるのを確認して、君は「食べてないけど、食欲がない」と応えて。「食べて帰るのはそのため」と僕。「体調がよくないの?」と訊かれたら「少し落ち込んでいる」と言ってくれるかな。「どうしたの?」と訊かれたら、その時がチャンス到来

。今日、一人暮ししている友達とバッタリ会ったので、すこし彼女の部屋に立ち寄ったの。彼女が、つき合い悪くなった理由がわかった。いつも洗濯やら掃除が大変なんだって。それに、トイレットペーパーや、洗剤って、あれ自分で買うんだね。私、自動的に、そんなの家に備わっていると思っていた。考えてみればそうなのよね。だから、彼女は家計簿をつけ始めたんだって。すごく彼女が大人に見えたの。休みの日は洗濯と掃除で一日終わるんだって。彼女を誤解していたと

••••実際に彼女は、僕のミッションどおり伝えたそうだ。そして、彼女のアドリブで、「わたし、そんなの嫌だ!自分のお金でトイレットペーパー買うなんて。だって、どうせ結婚したらしなきゃなんないんだし。わたしには、親がいるのだから、独身のうちは、親に甘えるからね絶対に!」「それに、休みの日に掃除、洗濯なんてあり得ない~っ」なんと、ついに横で、その会話を聞いていたお父さんが「お前はいつまで子供みたいなことを言っているんだ。お前も友達の爪の垢でも飲ませてもらいなさい」と言ったそうだ。彼女は続けてアドリブで「絶対にイヤ!青春を掃除や洗濯で過ごすなんて、まっぴらゴメンよ」お父さんはついに「
お前も結婚する前に、一人暮しをして人生の苦労を知りなさい‼
」



お父さん、それを言いましたか•••ゴメンなさい。僕が入れ知恵したばかりに。僕の娘が大人になったら、心理学の教室には行かせない‼ カウンセラーにも、絶対に近寄らせないから


出版まであと
5
日

心理カウンセラーの資格をとるなら

衛藤先生が直接指導してくれます。
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